アマプラ視聴メモ・蜜蜂と遠雷

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映画館でトレーラー見た時にちょっと苦手な雰囲気の映画だなあという印象で、絶対お金払ってまでは見に行かんわと思った記憶があるんだけど、
本当に興味なければ例えサブスクだろうと永遠に見ることもないわけで、アマプラにあったから2時間かけて見たくらいには心のどこかにとどまっていたということですね。

かといって特に印象に残るとかこれはオススメ!
というほどだったかといえばそういうワケでもなく、全編にあふれる音楽と、俳優陣の演技がそれぞれ個性豊かで飽きさせずに最後まで見終わらせてくれたという感じですかね。

若手の注目株でエリート街道歩んできた王子様にぴったりの森崎ウィンのキラキラ感。それに対して普通の生活者にしか表現できない演奏にこだわる松阪桃李のキラキラ感のなさ。素だと圧倒的イケメンなだけに、そこに演技力の高さを見た気がする。
アーティストのテンプレのひとつ「天才と○○は紙一重」系ピアニスト役の鈴鹿央士は新人らしいフレッシュさと巧さのバランスがとても良かった。
そして松岡茉優は芸歴長いせいか安定感のある演技は20代のそれとは思えない。これぞベテランという感じすらある。

そして個人的に一番印象に残ってるのはクラシック界のアウトローを演じてた斉藤由貴のですね。
おるよね、お金持ちで上品なんだけど、蓮っ葉な感じの人。あれはいい。