TOWN CALLED MALICE

いやあ、台湾はスゴイことになってますね。
有刺鉄線ぐるぐる巻きしたバリケードとか、ぶち破られるドアのガラスとかの映像をテレビ画面で見ながら私の頭の中では思わず「ロンドン・コーリング」とか「アナーキー・イン・ザ・UK」とかがBGMとして流れていた。
ま、ロンドンでもUKでもないんですけど。

しかし日本以外の東アジアの人達ってなんとなく血圧高そうな感じがしますな。
まあ、日本の中じゃあ北九州とか福岡の人達も血圧高そうなイメージがあると思う。そして実際それは否定出来んイメージであるとも思う。
何しろ「小倉生まれで玄海育ち〜波も荒いが気も荒い〜♪By無法松の一生」ってくらいだし。
けどそんな九州人の私でもあそこまでの暴れっぷりを見せられると「負けた」という思いを強くするのみである。別に勝たなくてもいいですけど。

朝日の夕刊を開いたらいきなりピンクとか黄色とかの新聞らしからぬ浮かれた感じが。原因は某女性雑誌の広告ね。
私は毎度、女性誌の広告を眺めつつひとしきり感心するのである。
だってすごいもん。キャッチコピーがいちいち。
一体誰が、どんな顔して書いてるのかと。そこで本日の秀作。

「神戸の安い靴わんこ買いMAP」

「わんこ買い」って何だ。どういう買い方なのか。
それは世間一般の娘さん達の間では当然のように流通している言葉なのか。

他にも
「もっともっと大きい目!!(←びっくりマーク2個やけん)のメーク最新掟(←掟は丸囲み太G白ヌキ)」
とか大きい目に対する娘さん達の欲の深さで圧倒されそうな見出しとか、
「『お嫁系OL』の幸せを呼ぶエレガンス」“未来のマダムOG”たちの穏やかで優しげなスタイル」
みたいに就職した途端に目的を
「(自分は楽して)贅沢させてくれる男ゲット」
に絞るという非常に合理的(っつーかその貪欲さにこっちがむせ返る)な見出しとか、女の世界というのはげに恐ろしい強欲地獄であることだなあ、と私とか震え上がりそうである。

とにかく目的は全て「男ウケ&金目の男ゲット」。

うーむ。
確かにうら若いOLがストーンローゼスとかハッピー・マンデーズとか聞いてライヴ通ってるようじゃあ男にはウケんわな。そこが私の人生の失敗の一因やもしれぬ。やっぱせいぜいサザンくらいにしとくべきやったんよ。
今度生まれ変わる時は是非こういう雑誌を参考にしたいと思う。生まれ変わる時は男がいいけど。