上京物語春・皐月賞編

あーキツイ。マジで体が重い。もう学校の階段４階まで上りきれんかと思った。
何でこげんキツイかと言うと、週末東京に行って来たからなんよ。
いや、厳密に言うと千葉に行って来たからなんよ。
１７日がレディオヘッド＠幕張メッセ
１８日が皐月賞＠中山競馬場
というスケジュールやったんよ。幕張メッセも中山競馬場も千葉なんよね。

で、レディオヘッドの方はまた「本日の一本」に書くとして、取り敢えず皐月賞。
私も長いこと競馬を見続けてきて、北は札幌、南は荒尾、西は英国ニューマーケットまで数々の競馬場を踏破してきたワケである。
けど関東でG1とか見たことなかったし（関西では京都のマイルチャンピオンシップを競馬ブームが来る直前に見た）、せっかくスケジュールが合うんだからここは行くべきであろうと疲れきった体に鞭打って早起きして船橋まで出陣したんよ。

いやー、予想していたこととはいえ、人が多い。とにかく多い。皐月賞のパドックとか人と人との隙間からビミョーに馬が見切れる程度だし。
それでも何としてでもレースはライブで見たいやん。現地まで来てモニター観戦したくないやん。それじゃ前日のレディヘの幕張みたいやん。
なんで意地でスタンド陣取りました。隙間に潜り込めたんよ。貧相な体型で得することもあるんよ。

いつもはテレビで見てる関東のG1ファンファーレにあわせて沸き起こる手拍子とか歓声とかの渦中にいると、なんとも感慨深いものがありました。
何しろ初関東G1が皐月賞とか大レースやもん。
馬群が直線に入ってからの歓声ときたらそりゃあもうスゴイもんがありました。場内の実況聞こえんくなるんよ。ま、それでもかつて聞いたニューマーケットのスタンドの歓声の方がもっとすごかった気がするが。

で、馬券的勝敗ですけど、まあ、ブラックタイドは何だったんだって話である。掲示板外したとかいう次元じゃあないもん。負け過ぎっていう。あー騙された。
それにコスモバルクよ。
どうせ２着に来るんだったらここはひとつ勝っていただきたかった。
だって地方所属馬初のクラシック制覇となった方が話としては美しくまとまって良かったのに。
ダイワメジャーとかどうでもいい馬に勝たれてもねえ。（ファンの方すんません。）
ま、この馬もスカーレットブーケっていうかつての活躍した牝馬ちゃん×サンデーサイレンスっていう良血みたいなんやけどさ。

しかし、皐月賞馬となったダイワメジャーにはひと言申し上げたい。
大体この名前はどうなのか。もう非常にやる気のないネーミングである。
例えば先週の桜花賞馬ダンスインザムードは兄弟共々母親のダンシングキイから連想したネーミングだし、去年の皐月賞馬もネオユニヴァースというカッコよさげな名前だし。ま、ラルクの曲のタイトルって話もあるけど。
そういうスカッとした外国語の名前か、もしくは純然たる和語（例：フジヤマケンザン）みたいな名前をお馬主様達には是非考えて頂きたい。将来名馬になった時のことまで考えて。
けどめちゃめちゃカッコイイ名前なのに弱いってのもまたせつないんやけどさ。以前須田鷹雄がクールスナイパーとかを例に挙げてましたが。