ビルを殺れ!

キル・ビル」を見たんよ。勿論パート2じゃないけん。だってまだ公開されとらんけん。最初のヤツやけん。映画館で見てなかったのかっていう。

いやー、予想以上に馬鹿映画やったわー。
そもそも私はグロいのが苦手なんでスプラッタとか「ハンニバル」とかがダメなんやけど、ここまであからさまに血がどばーっとかにリアル感がないと笑えるわー。
これって笑う映画と思うんやけど、どうなんでしょう。カッコイイ映画なん?

詳しい人はこの映画のサンプリング元をいちいち何か分かってて面白がってるらしいが、まあ私はそこまでかつての東映映画とか香港映画とかよく分からんけん。
けど千葉真一の前でユマ・サーマンに「ハットリ・ハンゾウ」とか言われた日にゃあ座布団一枚っちゅう感じよ。
影の軍団やん。よーしっとるわ、タランティーノ

そんでまたクライマックスの大立ち回りのシーンが「グリーン・ディステニー」(原題:臥虎藏龍、英題:Crouching Tiger, Hidden Dragon。邦題が一番カッコ悪いっていう)のサンプリングやったのにはやっぱ笑った。

しかしタランティーノ、自他共に認めるB級映画オタクらしいが、もうこの「キル・ビル」は完全にそのタランティーノがオタクとして自分の趣味だけで作った映画って感じがする。
レザボア・ドッグス」とか「ジャッキー・ブラウン」とかからは仕事感が伝わってくるけどさ。っつーかある意味普通。
趣味だけで映画撮れるとかもう巨匠やんね。
で、タランティーノといえば「パルプ・フィクション」なんかもしれんが、これ、私見てないんよねー。だけんどんなんか知らんのよねー。かなりの本数の映画を見てる方なのに、相変わらずこれでもかってメジャーなのを何故か見てない私なのでした。

っつーワケで、今またビデオ2回目回ってます。あー馬鹿らしい。笑える。