リトル・ストライカー

azoofc2004-04-28

写真は「偶然にも最悪な少年」で市原隼人が強盗に入った小倉の紺屋町にある質屋。
まだ日も高い昼間っちゅうのにちょっと路地に入ったら怪しいおっさんとかに出くわすんでもうすっごい恐かったです。


いやあ、久保っちいいわー。シュートする時の動物チックな姿が好きなんだが、それより更に好きなのはインタビューよね。
何聞かれても

「良かったです」
「嬉しかったです」

しか答えないっていう。眉間にシワ寄せまくって。もうすごいインタビュアー泣かせである。
とっとと久保がインタビュアーに背を向けて立ち去ったところで解説者(多分武田だったと思うが)から
「シャイな選手ですから・・・」
とフォローが入っていた。
あー久保っち、さすがだ。
ついでに何度も言うが、久保も福岡出身だが、途中出場の本山は北九州出身やけ。若松の二島中→東福岡高校やけ。


で、サッカーときて、更に昨日マンチェスターがどうのって話をしたところで、今日は「リトル・ストライカー」というビデオを見たんよ。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/dvd/B000063E9C/customer-reviews/ref=cm_cr_dp_1_1/250-2227049-4937019


舞台はマンチェスターの、相変わらずどん詰まりに詰まった英国の労働者階級。もうあまりにも希望がなさ過ぎるんで、すごい些細なことでも笑ってやろう、喜んでやろうっていう姿勢の。
で、そんな環境の冴えないサッカー少年がとあるきっかけから才能を開花させ、でっかい夢へのチャンスをつかむというすこぶる地味ながらもとてもいい話でした。
まず冴えない主人公=マンチェスター・シティのサポーター、それをいじめるチームのジャイアンみたいな野郎=マンチェスター・ユナイテッドのサポーターってのがベタで笑った。
ついでにあのオアシスのギャラガー兄弟はマンCの熱烈なファンで、バンド売れて湯水のように沸いてきた大金にモノを言わせてその後スポンサーに名を連ねたっていうのは有名な話。

ちなみにこれ、原題は「THERE'S ONLY ONE JIMMY GRIMBLE」。
ジミー・グリンブルってのは主人公の少年の名前よね。
何でこの邦題になったかっていうと、まあ、おそらく同時期の映画「リトル・ダンサー」(もうスゴイ好き)が日本でもヒットした影響じゃないかと思うんだが。映画のテイストというか、主題はほぼ同じだし。
けどあれも原題は主人公の男の子の名前「Billy Elliot」から邦題何故か変えられてたし。
私としてはこういう英語原題→安易な英語邦題ってパターンあんまり好きじゃないんよねえ。まあ、原題のままだと日本人の耳障りがあんま良くないとか、語感として馴染まないって問題があるんやろうけど。

最初はこれ、ロバート・カーライルが出てるってのが目的で見たワケである。
まあ、どうせロバート・カーライルとか言ったってFlixさん達しか知らんやろうけど、あの伝説の英国映画「トレインスポッティング」のベグビー役やった人です。おすぎが「英国の名優」とか言ってた人です。

けど、いきなり冒頭からかかった曲がシャーラタンズでまずびっくり。
映画の冒頭の曲でガツンといえば、「ドニー・ダーコ」のエコバニ「キリング・ムーン」以来である。
その後もフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドハッピー・マンデーズと続き、とにかくもうサウンドトラックがスゴイことになっとったんよ。

http://search.songsearch.com/scripts/itemdetail.taf?dist=psv&cb=0635292&iartist=THERE'S%20ONLY%20ONE%20JIMMY%20GRIMBLE&ititle=SOUNDTRACK&media=CD

どうだろうこの選曲。非常に素晴らしい。
もう私が音楽監督やったんじゃないかって感じである。すいません言い過ぎました。
殆どの曲はCD持ってるから別にサントラまで買わんでもいいかと思ったが、エコバニのイアン君とブラーのアレックスがやってる曲ってのが入ってるんよ。これ、多分他に音源ないんじゃないかと思うのだが。
あーやっぱ欲しくなってきた。
しかし$29.49か。ビミョーに高いな・・・しかも日本のアマゾンとかじゃ扱ってないみたいやし。うーむ。