Dance with a Stranger

こないだすっごい久しぶりに「おしゃれカンケイ」を見たんよ。まあ、熊川哲也が出とったけなんですけど。
久々に見た感想といえばまず、古館伊知郎が以前と変わらず上手く番組仕切っている姿に安心感を抱いたということである。何で古館がフツーに番組切り盛りしてる姿を見て安心するかといえば、4月以降「報道ステーション」で非常に安定感の悪い古館を見続けているからよね。

あの「放送ステーション」の画面から伝わってくる、見てるこっちがリラックス出来ない妙な座りの悪さは一体何なんだ。
何と言うかその、スタジオ内全体がぎごちないんよ。
あー、この番組に出てる人達全員自分の持ち場にしっくりいってないんやろうなあ、って空気が充満してそうな。現実がどうかは知らんけど。
かと言って「Nステ」の時のワンマン上司・久米と忠実な秘書や部下達みたいな妙な内輪くささも鼻についたんやけどさ。

そんな「報道ステーション」から漂うおさまりの悪さを感じるにつけ思い出すのは「適所適材」って言葉よね。
やっぱ人にはそれぞれ元来備わっているポテンシャルの高さを充分発揮出来る場所とそうでない場所があるってことよね。
そもそも登板直後にイラク人質事件とか背負ったのがケチのつきはじめだったんじゃねえかって気もするが。いや、まだケチがついたと決まったわけじゃないけどさ。

で、話は戻って「オシャレ関係」の熊川哲也である。
いやー、良かった。熊川哲也は非常に良かった。
スタジオに真っ赤なフェラーリ持ち込む場面とかヤラセなのかってくらいのベタさである。もうかつて新庄君がどっかにカウンタックで乗り付けてる映像を見た時以来の衝撃。

でまあ、実を申しますと私はそんな熊川哲也が好きなんである。
あの、誤解のないようにいっときますが、別にネタとして好きなんじゃないんよ。ネタとして好きなんは新庄君のことを指します。
この場合の好きはアニとか玉木宏が好きってのとも違うし、ましてや押尾様が好きってのとも全く違うワケである。
何と申しましょうか、「興味深くかつ魅力的な存在」と言うか。乙女心は複雑と申しましょうか。

何がいいって、具体的に説明するのは非常に難しいが、やっぱあの面構えよね。あの才気走った自信満々の表情がいい。
あの顔付き見よるだけでああ、極東の島国からバレエの本場に乗り込んでって、一流になるにはあれくらい振り切れてないとやっとられんのやろうなあってのが伝わってくるもん。
ただでさえスタイルだけとってもハンデあるっぽい日本の小僧よりはまだ、イギリス北部の炭鉱夫の息子の方がザ・ロイヤルバレエでプリンシパルになる可能性が高いと思うし。
すいませんビリー・エリオットのことを引き合いに出しました。映画の話です「リトル・ダンサー」です。

あ、何の脈略もなく「リトル・ダンサー」の話を出したワケじゃないんよ。
この映画のラストでダンスを披露するアダム・クーパーはロイヤルバレエで熊川哲也の同期やったらしい。
そんで熊川による「リトル・ダンサー」鑑賞後のアダム評

「白鳥というよりダチョウみたいだった。」

あーすごい。すごい言い草。
やっぱ熊哲、メンタリティ外人よね。番組中も日本語おぼつかないとこ見受けられたし。
熊哲を見てなんちゅう調子こいたヤツなんだと腹かいてる人も多いかと思うが、あれ、日本人と思うけ頭くるんよ。外人と思えばいいんよ。