コート・ダ・ジュールの愚かな日本人

カンヌね・・・もう紀香やらキムタクやら言ってる時点でえらい俗っぽくなったもんよねと3歩あとずさったりするワケだが、日本のマスコミは大騒ぎよね。
大体紀香があの場にいることに関しては大いなるジャパン・マネー・プッシュとしか考えられん。
だって日本語版の吹き替えってだけであんな得意満面でおれるのは、バックが話題作りの為に無理矢理ねじ込んだだけの話やん。別におらんでも大勢に影響はないんやけ。キャメロン・ディアスがあの場におるのとは意味が全然違うワケよ。
けどキムタクの方はまあ、コンペ作品のれっきとした出演者であるからしていて仕方がない。も、すっごく面白ないけど。
だけん私のような人間はこういうニュース見ると思わずいろめきたつわけである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040520-00000010-sks-ent

取り敢えず、わざわざ日本の俳優からキムタク選ぶというベタな行為に対してカーウァイにはひと言申し上げたい。
もっとこう、開拓精神はないのかと。新たなるスターを発掘する気はないのかと。
地元勢でトニー・レオンやらマギー・チャンチャン・ツィイーとか大物つかっとるんやけん、せめて日本からは新鮮味のある人を使っていただきたかった。
まあ、日本のマスコミ的にはキムタクの方が大騒ぎ出来てあり難いんやろうけどさあ。もうそんなキムタク様神格化プロパガンダはうんざりである人間も世の中には意外と多く存在しているはずだ。

そういうワケでホント、別にウォン・カーウァイに恨みはないが、どうか無事上映されませんように。そして賞に絡みませんように。
絡んだとしてもキムタク以外の個人賞でありますように。作品とか監督で賞とったらまーた日本で大騒ぎやけ。うっとーしいけ。

そんなへそ曲がりの私にとってはこっちの話の方が興味深い。
http://music.yahoo.co.jp/rock/music_news/cdjournal/20040520/cdjent001.html
ジョイ・ディヴィジョンイアン・カーティスの生涯を映画化。
記事にもあるとおり、「24アワー・パーティ・ピープル」でイアン・カーティス役やった人に是非再登板していただきたい。も、あれ演技というか、完コピ状態やったもん。本人かと思ったくらい。
まあ、製作されると言っても日本で公開されるかどうかがまず大問題なんですけど。キムタク映画と違って需要なんかないに等しいやろうし。
あー私もキムタクファンとかなら良かった。そしたらもっと世の中楽して欲求を満たされたのに。