Pretty in Pink

azoofc2004-05-31

今日も押尾様のことは書かないから。書く日はもう決めてるから。

と、いうワケで押尾様とはうってかわって英国のポスト・パンクと呼ばれたバンドの話ね。
最近サイケデリック・ファーズを聴きまくっている。
厳密に言うとサイケデリック・ファーズの「Midnight to Midnight」というアルバムを聴きまくっている。
サイケデリック・ファーズと言えば80年代に活躍した英国のバンド。「Pretty in Pink」という日本でも一世を風靡した映画のタイトル曲がヒットしたのを契機にアメリカでもそこそこ売れたハズである。

勿論当時私はこのバンドが大好きで、まだCDよりLPが主流の時代、割高にも係わらず清水の舞台から飛び降りる覚悟で「Midnight to Midnight」をCDで購入。
大事に大事に聴きまくっていたのにあら不思議。いつの頃からか行方不明になっていたのであった。
ま、大体において本とかCDとかってのは行方不明になりがちなんだが。

で、その大事に大事に聴きまくっていたのが丁度この季節。もう何年前かすら思い出せないが、っつーか大学2年の時なんだが、とにかくこの梅雨から夏にかけての季節であった。
歌は世につれ世は歌につれとかなんとかいう言葉を聞いたことがあるが、歌は思い出につれ思い出は歌につれとでも言おうか。その季節になると思い出す曲とかむしょうに聴きたくなる曲ってのがあるもんだなと。
でまあそういう時って大抵せつないもんである。

しかし改めて聴くに、このアルバムは非常に曲がメロディアスで耳障りが良い。
前作までのパンク・オルタナ臭さがかなり希薄になってる気がする。(私は前作までも大好きです)
しかも相変わらず随所で挟まるサックスがカッコイイし。全体的な雰囲気はタイトル通りの「真夜中」っぽさだし。

で、前述の映画「Pretty in Pink」である。
http://www.tdx.co.jp/movie/mpage/html/036/L90.asp
これ、当時今で言う単館系の大ヒットをとばした映画。
主演のモリー・リングウォルド、ファッションがカワイイというんで、オリーヴとか読んでた子らのカリスマみたいになっていた。
しかもサントラが当時のオルタナ系ビッグ・ネームの曲で占められていたってことでロッキング・オンとか読んでる人達の中でも大評判であった。
まあ私はその両方だったんですけど。

私の記憶が非常に曖昧なんで間違っているかもしれんが、この映画に関してはサイケデリック・ファーズの「Pretty in Pink」という曲がまずあって、そこからイメージして映画が作られたんじゃなかったか。
なんで同曲はサイケデリック・ファーズの1stアルバム収録曲であるが、映画封切後にリリースした「Midnight〜」にもニューヴァージョンで収録されている。
そしてやっぱり新録バージョンの方がクセがなくて聴きやすいんよね。

ついでにこれ書きながらこんな記事を見つけたんよ。
http://www.nyrock.com/reviews/2001/furs.asp
その、内容はさておいてだ。いや、私的にはすごい垂涎の内容なんやけど。
しかし敢えてここでは写真について触れたい。
リチャード・バトラーがそれ相応にいい具合で年取ってるのに比べ、エコバニのイアン君の姿はどうだろう。かつて美少年だっただけにその落差は目を覆わんばかりである。
現実とは、時間の経過とはあまりにも酷である。