BE-BOP-HIGHSCHOOLリターンズ

あー見てしまった。「Be-Bop-Highschool」見てしまった。
http://www.tbs.co.jp/suipre/040616/story_m.html
ブームの渦中にビーバップの漫画も読まなきゃ映画も見なかった私が21世紀の今になってビーバップの罠にかかってしまうとは。
っつーか、これが放送されるって分かった時から多分見てしまうであろうなあと漠然とした予感は抱いていたのだが。まあ、それはいい。

ビーバップといえば私を含め、80年代に青春を送ってしまった人には懐かしいであろう響き。当時のヤンキーブームを象徴する存在の一つである。

そんな時代錯誤ともいえる作品が、何故、今再び映像化なのだろうか。
その辺の真意は全く分からないのだが、とりあえず考えられるのはやっぱ作り手がノスタルジーで企画したんじゃないかということである。
当時中・高生だったビーバップ世代(あるのかそんな世代)の連中が趣味で作ってんじゃねえかっていう。
なにしろ主題歌がBOOWYの「B-BLUE」である。エンディングも「ホンキー・トンキー・クレイジー」である。
劇中出てくる喫茶店の名前も「B-BLUE」とか「マリオネット」とかBOOWYの曲のタイトルだし。
ついでにセリフの中に「バクチクって呼ばれてたんだ」みたいなのが出て来た時のバックに映る喫茶店の店員はBUCK-TICKの髪型してるし。
こんな小ネタ、今時の若い子見たって絶対分からんと思う。

と、いうワケで、これってやっぱ若い子をターゲットにした番組というより青春時代を懐かしがってるおっさんおばさん(ええ私もそうですともホントすんません)に向けて発信したものなんじゃないかという確信を深めた。深めたのだが。
その割にはキャストがおっさんおばさん向けではないよね。
最近アイキャンフラ〜イでひと騒動起こした人の弟・窪塚俊介の他にRIZEのドラムの金子とか出とるし。
他にもあんま見たことないが非・ジャニ系のおそらくモデル出身とかなんやろうなあと思われる男前が目白押しであった。残念ながら私的にぐっとツボにくるような子は見かけんかったが。
窪塚弟もなー。やっぱ兄貴にはあった透明感とかオーラとかがないしなー。ま、別にいいんですけど。

で、肝心のドラマの内容だが、も、死ぬほど面白なかったです。
昔ヒットした映画とか漫画とかもこんなに面白なかったんだろうか。だったら何であんなにブームになったのかが分からん。
ちなみに間に挟まるCMが仲村トオルだったのは更なる小ネタだったのだろうか。(確かビーバップは仲村トオル出世作