悪癖はなおらない

今更だが、保坂尚輝高岡早紀離婚。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040624-00000010-sks-ent
ここでいう今更には2つの意味がある。
一つはもう3日くらい前の話題を今更、という意味で、もう一つは離婚そのものに対して何を今更、という意味である。
世間的には数々のCM共演もこなした「おしどり夫婦」だったこの2人の間だが、ここ数年は保坂の不倫疑惑等不穏な空気が流れていた、ということになっているのでそういうことを指して「何を今更」と言っているというワケでもない。
私や私の周囲では結婚した時から「こいつら絶対離婚する」という説が有力であった。なんでよくまあ今まで続いたなという印象の方が強い。なので今更なんである。

覚えている人はいるだろうか。保坂と高岡の婚約だか入籍だかの発表記者会見の様子を。も、始終高岡が保坂の顔を甘えたような上目使いで眺めながらベタベタしていたあの記者会見の様子を。
あれを見ただけで私の周囲の連中は「あー離婚するばいこいつら絶対」という決断を下したのだが、何故そんなあつあつっぷりに回りがあてられそうな記者会見を見て離婚を確信するのかという意見もあるだろう。しかしその意見に対しては、世の中の目に見える事象に潜む様々な含意を見抜けていないだけだと言わざるを得ない。
あの高岡の保坂に対する必要以上のべたつきぶりの真意はどこにあったのか。
当時の保坂からはまだ交際中(便宜上使うが、何なんだこの交際って言葉は)CM共演までしていた「松雪泰子と付き合っていた男」というイメージが払拭されていなかった。しかも噂では保坂の方が松雪に三行半を突きつけられたということになっていた。勿論実際のところがどうなのかということは私なんぞの知るところではないが、世間的にはそうなっていたということである。

と、いうことから想像するに、あの高岡のこれ見よがしないちゃつきっぷりというのは、松雪や世間の意識への対抗意識と幸せな自分像のアピール活動だったのではないかと見るのが妥当なのではなかろうか。
ま、そもそもそんなプライドと過度の自意識によって成り立つ関係とか危ういに決まってるんである。
結婚後にやたらCMで夫婦共演していたのも高岡による「幸せな自分像」アピール活動の一環に過ぎなかったのだと思う。そこに保坂の意思などおそらく欠片程度にしか存在してはいなかったであろう。

そして高岡がそこまでして世間に対しておしどり夫婦像を流布しようとしていたのにはやはりワケがあったと思うのである。
保坂と言えば、松雪との噂以前に確か一度若いうちに結婚して離婚しているハズである。しかも離婚の理由は女癖と家庭内暴力だったと記憶している。
つまり高岡的には強引に世間へおしどり像を植え付け、保坂の悪癖を封じようという外堀を埋める作戦だったのではないかと。
ま、気持ちは分かるが人間悪癖はそう簡単に治るもんではない。人間のすることなど完全に封じきれるものではないということである。布袋との一件にしても当てつけにヤケでやったとしか思えんし。

それにしても夫婦でCM共演とかすると、各方面(主にスポンサー)への影響とかもあって離婚するにしても契約のタイミングとかまで考えなければならないんですね。逆に使う側もある意味すごいリスキーよね。
今やってる仲村トオル鷲尾いさ子とか、最近メディアに復帰してる森高千里江口洋介とか大丈夫なんだろうな。ま、傍目には不安要素は感じられんが。

ついでにいらん話だが、性格はどうあれ保坂って男前よね。特に若い頃は本当にカッコ良かった。
で、保坂が若い頃出てたドラマですごい面白かったヤツ。
はいすくーる落書き」
http://homepage1.nifty.com/dorama/highschool.htm

も、当時内輪で大ブームね。みんな意味もなく「いずみちゃ〜ん」とか言いながら「トレイン・トレイン」歌っていた。
その後どんな圧力があるのかは知らんが、再放送もされんし幻のドラマとなっている気がするが、保坂の他には的場浩司も生徒役で出演していた。主題歌はブルーハーツの「TRAIN-TRAIN」だったし。
パート2はメインの生徒が萩原聖人で主題歌は同じくブルーハーツの「情熱の薔薇」。
どっちも私の中では学園ものドラマの最高峰と位置付けているくらいの完成度の高さであった。あくまでも私の基準なんだが。ポルノグラフィティにもオレンジレンジにも反応しない一般的感性からはズレた私の基準なんだが。
いやー。それにしても懐かしいわー。
って話は保坂の離婚とは全く関係ないところに行ってしまいましたすんません。