Suicide is Painless

自殺である。脚本家の野沢尚という方が自殺である。
その、安易な言い方しか出来んが、やっぱ何も本当に死ぬことはないと思うのである。そりゃ死にたくなる気持ちが理解出来んとは言わんが。
まあ、この人がどういう心理状況で死を選んだのか実際のところは本人以外には分らんことなんだろうが、どうなんだろう。
上手く表現は出来んが、死にたくなる理由としてはおおまかに
・現状からの逃避
・未来に対する絶望
の二通りがあるような気がする。ま、どっちも分かるけどさ。彼の場合はどうだったんだろうか。

まあ、死んだ理由に関してはおいとくとして、この人の手がけた仕事である。
http://www.tvdrama-db.com/hisasi_n.htm
結構見た記憶があるものが多いんよね。見てた時はこの人の脚本家どうかなどは気付いてもいなかったけど。

で、まあ見たことあるヤツに対する感想グループA。
「この愛に生きて」多分豊川悦司のことしか見てなかった。
「恋人よ」ブーゲンビリアで埋め尽くされた残波岬の映像が白々しいほどの美しさだった。
おいしい関係中山美穂が出てたコト意外全く記憶にない。
「青い鳥」豊川悦司がロリだった。
なんか、感想になってません。

次、グループB。こっちは野沢尚という人が脚本を書いていると知ってて見ていた。
「眠れる森」そのラストはどうなのか。
ちなみにテーマ曲はU2の「With or Without You」。当時放送に合わせたかのようにリリースされたベスト盤はU2とか全然関係なさそうなOL達も購入していてすっごい不愉快だった。
「氷の世界」そのラストもどうなのか。中島朋子のくっらーい演技が怖かった。
水曜日の情事」大爆笑。っつーか多分笑うドラマじゃなかったんだと思う。
はい、やっぱ感想になってませんすいません。

あとこの人が原作の映画「破線のマリス」。
http://job.nifty.com/SG/jobonmovie/series6_3.htm
映画そのものに対しては正直それほど面白いとも思わなかったのだが、「映像として残された一つの事実は、見せ方によって全く別の事実になりえる」というメッセージには結構重いモノを感じた。
ま、日々テレビや新聞から垂れ流される「事実」とされるコトが、本当に「事実」かどうかは疑わしいってコトには既に色んな人が気付いてると思うが。

それとNHKでドラマ化される予定の司馬遼太郎坂の上の雲」もこの人が脚本書く予定だったとは。今まで知らんかった。
原稿の遅れで放送予定が07年に延びていたらしいが、更に今回の件で延期になるのは確実。実は結構放送を楽しみにしていたんだがなあ。

■「Suicide is Painless」Manic Street Preachers