To Tribes

azoofc2004-07-06

大リーグのインディアンズというチームに多田野数人(通称TDN)という、所謂「松坂世代」の日本人投手がいる。
どうやらなかなかの活躍をしているようで、スポーツ紙でもコンスタントにその名前を見かける。

渡米して2年目の多田野。六大学時代から逸材とされていたにもかかわらず、日本のプロチームはどこも彼をドラフトで指名しなかったという過去を持つ。
その理由、表向き故障がどうのこうのということになっていたと記憶するが、実際のところはまあ、ご存知の方も多いかとは存じますが、アレである。ゲイビデオ出演である。
ゲイネタとなるとにわかに色めき立つ私のことなんで過去もこの件に関しては何度となくしつこく書いてきたワケだが。

やっぱあの遠征先で、当時早稲田(※本日の画像)・現ダイエー和田毅が同室になったTDNに迫られ、後日上の方に「2度と同室にしてくれるな」と泣きを入れたというエピソードは秀逸である。例えそれがネタであったとしても、和田のキャラクター(ゲイ人気高)まできちんと踏まえて作られた、非常に完成度の高い作品になっていると思う。

やっぱ日本のプロ野球界とか(ナベツネを頂点とした)すっごい閉鎖的な世界と思うんで、ゲイ疑惑のある選手(しかもAV出演歴アリ)とかわざわざ指名など出来んであろう。チーム内にどんな波風がたつやも知れんし。
ま、見てる側としてはどんなネタを提供してくれるか楽しみだが。
どうでもいいがその多田野、やっぱ写真見る限り佇まいがそれっぽいんよねえ。全然美形でも男前でもないが、それが逆に生々しさを醸し出すと言うか。

で、その閉鎖的なプロ野球界の話である。
どうやら選手やファンの意向など関係なしに近鉄オリックスの合併はもう決定事項のようであるし、1リーグ制への移行も議論の余地はもうないように思われる。
と言うか、実は1リーグ制への移行が先に決まっていて、それにそって書かれたシナリオ通りにコトが運ばれている途中過程を今見せられているだけという気がする。
そのシナリオ通りにいくとチームはもう一つ減らされ、そしてターゲットはやっぱダイエーということになるのだろうか。
なんか、いやらしい話である。あー大人の世界ってキタナイ。

先日知人の結婚披露パーティで二十数年来の近鉄ファンという人に久々に会ったのだが、彼はめでたい席にもかかわらず、沈鬱な表情で「ショックで毎日飯も喉を通らんとばい」とか言いつつパーティーとかどうでもどうでもよさげにしていた。
そしてあんまり親身さの感じられない口調で「大変っすねー」とか言っていた私達に向かって「ダイエーも他人事じゃないとばい。次ヤバイのは間違いなくダイエーばい」と力説した。
確かに。
経営云々とかで以前から雲行き怪しいダイエーである。潰される格好のターゲットである。下手に地元人気も高くて強いとなると、ナベツネ的には目の上のたんこぶかも知れんし。
と、いうワケで今日は近鉄ファンの方の非常に切実かつ重みのある言葉で締めくくりたいと思います。

「誰かナベツネ刺さんかなー」

■「Two TribesFrankie Goes To Hollywood