ENDLESS SUMMER NUDE

真心ブラザーズ、デビュー15周年を記念してカヴァーアルバム発売。
http://bounce.com/news/daily.php/3756/headlineclick

うむ。
真心が活動休止してからもう随分とたつし、何で今更15周年記念とかでわざわざカヴァーアルバム出さにゃならんのかとも思うが、やっぱそこからあくまでも解散じゃなくて活動休止であるという事実を再確認させられるしくみになっているのであろう。このアルバムじゃセルフカヴァーやるみたいだし。
私とかもうすっかり真心は解散したという認識でいたわー、マジで。好きなのに。

で、参加しているメンツと曲だが、なんや聞く前から奥田民生の「空にまいあがれ」とかスネオヘアーさんの「ループスライダー」とかイメージが浮かんでくる気がする。勿論、期待値高という意味で。
更にかつて真心をプロデュースしてる冨田ラボとかいうヒトが真心至上私が一番好きな「ENDLESS SUMMER NUDE」やってるってのもまた非常に興味深いものがある。
これ、メロディーがメランコリックでキャッチーなところも好きだが、更に歌詞がまた相当せつないんよねー。

そしてやはり目玉は何と言ってもYO-KINGこと倉持陽一夫人・YUKIによる「BABY BABY BABY」であろう。
YUKIねえ・・・「BABY BABY BABY」ねえ・・・
過去何度も語ってきたが、以前私は倉持が好きであった。
その好きの度合いたるや、他のアーティストやタレントなどに向けられる好き加減とは明らかに趣を違えるものであった。もうどうやって付き合おうかなどと本気で考えていたくらいである。知り合う機会さえあれば必ず付き合えるはずだという確信すら抱いていた。ま、頭おかしいだけなんですけど。

そこへ突然突きつけられた衝撃の事実。倉持、YUKIと結婚。

ああ、出会いさえすれば倉持は私と結婚するはずだったのに・・・
私はこんなにも好きな人と結婚どころかめぐり合えもしない己の運命を呪った。ま、人生恨みっぱなしなんですけど。(殆ど精神疾患

と、いうワケで、その時以来YUKIを呪っている上、倉持自身に対しても恨みを募らせたわたくし。かわいさ余って憎さ百倍を体現したわたくし。

でも実際結婚して以来、倉持って傲慢さと毒気が抜けてしまったように思われる。私は倉持のあの人を不愉快にさせるくらいの鼻持ちならんところが大好きだったので、そういう意味でも結婚以来倉持熱が冷めた。

しかし、改めて「P.D.Cノート」(←「TV.Bros」に連載されていた真心ブラザーズの2人によるコラム)を読み返してみると、やっぱ今でも私があんなにも好きになるのもやむなしという記述が多く見受けられる。

「表現とは自慢である。自分はこんなに頭がいいんだ、こんなに繊細だ、こんなに知識があるんだ、こんなに歌がうまいんだ、(中略)とどのつまり、自慢です。だから、自慢するコトが大好きな僕は表現するのも大好きです。」

あーいい。この自信満々な、自意識過剰な言いっぷり。
他にも自分に毎日「何でもいいから曲を一曲作る」とか課題を課し、それをどんなに面倒でもこなすことが快感だったとか、大学受験の頃、こんなに嫌でたまらない勉強を嫌々やってる自分という状況に酔っていたとか、どうにもこうにもこの倉持という男は強度の自己陶酔型の性格であるということを文章の端々から伺うことが出来る。
そしてどうでもいいが、なんでこういう男ばっか好きになるのか自分って話である。類は友を呼ぶという言葉もございますし、同病相哀れむという言葉もございますが。