M−1グランプリツアースペシャル’04

M−1グランプリツアースペシャルというお笑いのイベント見に福岡まで行って来たんよ。

お笑いの舞台見るとかこれが初めてだったので一体どういう雰囲気なのかと思っていたのだが、いやー、ファンの女の子達のノリとかって殆ど若手のミュージシャン(特に路上系)のファンのそれと殆ど変わらんね。っつーか若手芸人のルックス自体もミュージシャンと大差ない気がするし。
別に昨日見たワケじゃないが、キングコングの西野とかカッコイイしねえ。

若手芸人とミュージシャンのルックス的境界線の曖昧さは数年前からチラホラ耳にするようになっていたが、境界線が曖昧になっているのはルックスだけでなく、パーソナリティそのものにも及んでるんじゃないかという気がする。
ちょっと売れた芸人が歌を出すという例は枚挙に暇がないが、元々音楽もお笑いもやってて、取り敢えず二者択一を迫られた際芸人を選んだという人も結構いるんじゃないかと。山口智充とか確かそうよね。
逆にIn The Soupの中尾輸介は高校時代に吉本の何とかいう九州大会で賞をとっているハズだ。

要するにこの若手芸人とミュージシャンとの間の差異の希薄化の原因は、男がバンドやるのもお笑いやるのもその動機は
「女の子にモテたい。」
という一点において共通するということにあるのではないかと。
逆に女でモテたいという理由でバンドやったりお笑いやったりする人ってあんまりおらんと思う。何故ならギター弾けるとか面白いというのは男にモテる理由にはなり難いからだ。
女の子がバンドやったりお笑いやったりする理由は「モテたい」というより「注目されたい」という自己顕示欲の方が強いのではなかろうかと。もしくは「表現とは自慢であるBY倉持陽一」。まあ、それはいい。

で、肝心のM−1グランプリツアーである。
いつもは音楽のライヴで2時間くらい立ちっぱなし当たり前なので、お笑いのライヴとか座りだしおそらく2時間もないだろうと思って楽に構えていたのが甘かった。も、終った後エライ疲れたっていう。
フットボールアワー笑い飯麒麟/千鳥/りあるキッズ/号泣/18KIN飛石連休カンニング/プ−&ムーという計10組もの舞台を二時間超に渡って笑い続けで見るのって予想以上の体力消費量。
家とかでだらーっとしつつ、たまにどうでもいいのが出たらトイレ行ったりしながら見るのとは根本的に集中力も違うし。まあ、中ではプー&ムー福岡吉本)の時が一番インターバルっぽかったのだが。

笑い飯とかりあるキッズとかは予想通り面白かったのだが、今回初めて見て私が気に入ったのは号泣。
http://com.horipro.co.jp/profile/04gokyu.html
取り敢えずボケの方の赤岡っていうヒトの方が特に気に入った。
その、芸人としてどうこうというよりは素の状態で身近にいて欲しいボケキャラという感じ。みんなでおる時最後に必ず素でボケて回り中から突っ込まれるタイプと言うか。
しかもこの2人、舞台に立ってる時点で他の人に比べて群を抜いて背も高かったしスレンダーだし、顔はともかくシルエットとして見た目にも私の好みと言うか。
ツッコミの島田というヒトなどは己の細さを相当コンプレックスにしているのか、体に厚みを出すためこのクソ暑いのにTシャツ5枚も重ね着していた。細けりゃ細いで男の人は気になるもんなのね。私は大好きですけど、柳系の男のヒト。