夏のロック・フェス

azoofc2004-08-01

変な動きをする台風と共に7月は去り、今日からは8月である。
あー、余りにも鮮やかに瞳にやきつく雨上がりの万緑がやけにせつないぞなもし。ダイエーもまた負けとるし(今のところ)あーやっとられんぞなもし。

・・・えー、相変わらず何の面白味もない人生を送っているのでネタなどありゃせんのだが、仕方ないんで夏のロックフェスについて思うところを少々書きます。
何も書くことがなくても書くことに意義があるのです。どんなに下らない事でも書いて一日を終ることが大事なのです。(倉持陽一の心得より引用)
そんなことより先に学校のレポートを書けと言う意見もございましょうが、そこら辺は敢えて気にせず余計なことを書きます。

毎年恒例のフジロックサマソニの他に今年はロック・オデッセイとかいうフェスが新たに参戦したワケで、先週末無事(かどうかは知らんが)幕を閉じたようである。
で、「ロック・オデッセイ」である。そのネーミングのセンスからしていかがなものかという気がするが、出演アーティストのセレクトもネーミングのセンスに負けず劣らず微妙なもんがある。

確かに内外のビッグ・ネームが並んでいるのは分かる。
しかしラルクやらHYやらが目当ての客はレニー・クラヴィッツとか聞いて意味わかるのであろうかとか、逆にレッチリのファンはラルクのファンとかうぜーとか思ってんじゃないかとか、ポール・ウェラー兄貴やザ・フー目当ての御貴兄に至っては稲葉のシャウトで熱中症を引き起こしたんじゃなかろうかなどと様々な疑問が瞬時に胸を去来するのである。
私とか絶対炎天下で稲葉の声とか聞かされたら倒れる。確実に体感気温も湿度も5ポイントは上昇するもん。あの高温多湿度には演歌とあい通じるモノを感じます。
ま、B’Zに関してマイナス意見を訴えると三十倍くらいの勢いで攻められるけこのくらいで止めますけど。も、ホント世の中の人はB’Z好きよね。唸るほどの富がB’Zに向かって流れとるよね。
あとはまあ、取り敢えず矢沢のアニキのファンはどこであろうと何があろうと矢沢さえ見ることが出来ればそれでいいので他の出演者のことなど眼中にないであろうということくらいか。

正直、レッチリポール・ウェラー兄貴とザ・フー以外はどうでもいいんであんま食指も動かんフェスよねくらいにしか思っていなかったのだが、どうやらポール・ウェラーはソロになってからの曲のみならず、THE JAMTHE STYLE COUNCIL時代の曲も披露したらしいんである。これはすごい。
http://www.udo.co.jp/odyssey/setlist0724y.html
「悪徳という名の街」(A TOWN CALLED MALICE)で終わるとかたまらんわーマジで。

ポール・ウェラーのライヴには勿論行ったことあるのだが、その時は後ろの方の席埋まっておらず、主催者でもないのに漠然とツライ気分を抱いたと記憶する。
私はジャムに関しては全くリアルタイムではないし、スタカンで来福時は高校生で、狭い小倉という街の中から出ることなどそうそうなかった私は福岡まで行くとかいう行為など到底考えられなかった。(ちなみに大学の時の先輩はこの来福時、偶然街中でポール・ウェラーと遭遇し、手帳にサインをしてもらい、お礼にカバンの中につっこんでいた東○岡高校の制帽を渡したそうである。すごい余計なプレゼントっていう)
なんで生でジャムやスタカンの曲が聞けるとか考えたこともなかったんで実際そういう大盤振る舞いが行われたとなると、あー一度聞いてみたいなーという気持ちがふつふつと高まった。

あとレッチリだが、ライヴに関しては今後いずれ見る機会もあるであろうしセットリスト見ても特に感想もないのだが、取り敢えずこのアルバムが欲しいんよ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002HTZJI/qid=1091340608/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-2615228-4297126
なんでもジョン・フルシャンテがJOY DIVISIONの「トランスミッション」のフレーズ弾いたりしとるらしいんよ。
http://d.hatena.ne.jp/iama-drock/20040728
ジョンといえばNEW ORDERのファンとしても有名なワケである。(私の中で)
映画「24HOUR PARTY PEOPLE」のサントラでも「NEW DOWN FADE」というNEW ORDER feat.MOBY名義の曲にN.Oのおっかけだった元スマッシング・パンプキンズビリー・コーガンと共に参加していたりするくらいの。
レッチリといえばあのラウドで男臭いところに惹かれるファンも多いのであろうが、私はエレジーを感じるギターの音とかメランコリックな曲調(「Universally Speaking」とか)の方のファンなんである。ま、アンソニーのセクシーさも捨て難いが。

えー、話がロック・オデッセイからは大きくズレたところで最後に一つ。このフェスにおける矢沢のステージの時における場内の雰囲気というのには少し興味がある。矢沢ファンによる信仰の現場と、その他とのコントラストとかかなり見てみたい。
まあ、この場合の興味は長渕剛桜島オールナイト・ライヴの現場を見てみたいというのとほぼ同じ意味なんだが。