早起きは三文の得(夏・小倉競馬編)

azoofc2004-08-11

夏の競馬(JRA限定)といえば、ローカル開催である。
そう、ここ小倉にもお馬さんがやってくる夏。
日曜の夕方、国道322号線を南下する馬運車の姿というのが子供の頃から私の中に浮かぶ地元の夏を象徴する一場面でもある。
滋賀ナンバーの高級外車の姿を家の近所でよく見かけるのもまた夏の風景。ま、騎手達が車持ち込んで遠征して来てるからなんだが。
ローカル競馬のある街ならではのエピソードってのは他にもある。
日曜の夕方、家の近所のうまいとんかつ屋に入ったらカウンターで騎手と競馬記者が肩を並べて食事してるところに遭遇したり。
小倉駅の飲食店に入ったらやっぱ栗東に戻る前の時間調整をしていると思しき調教師とか競馬記者とかと遭遇したり。

で、先日のことである。
うちの母親が競馬場付近で犬の散歩をしていたところ、丁度調教が終った後の馬達がコースから厩舎の方へ続々と引き上げて来るところに行きがかったんで「ほら、お馬さんやが。大きいねー」とか犬に向かって話しかけながら立ち止まって見ていたそうである。(外で犬に話しかけないで欲しい。客観的にコワイので。)
すると前の方から歩いて来た一人の若い騎手が立ち止まり、母の連れている犬を見て
「あ、夏バージョンっすね!」
と話しかけてきたそうである。(現在この犬はライオンみたいなカットを施されており、非常に滑稽でカワイイんよ)
そんで母がその若い騎手に名前を聞いたら「イケ○○です!」と言ったらしいのだが、この年寄りがまたちゃんと聞き取れんかったらしい。これだから年寄りは・・・
「なんか若いで色白いで相当かわいらしい男の子やったがね。」
と言っていたので多分池添謙一に間違いなかろう。
更に母は「うちの主人が競馬ファンで毎週来てるんですよー」と言ったら池添君(らしき人)は嬉しそうににっこりと満面の笑みを残して去って行ったそうである。あーなんか分かる。その様子がすごいよく分かる。

去年の土曜の小倉競馬場でのことである。
福永祐一が表彰式の後ファンから差し出される色紙やら写真やらにサインしている姿を、検量室の前の柱の陰から羨ましそうにじーっと見ている池添。それに気付いた女の子達が「池添く〜ん!」と声をかけるとすっごい嬉しそうに笑って写真撮られていた。それを見て「かわい〜い!」とかキャッキャ言われて更に喜ぶ池添。確かにかわいらしかった。騎手という職業上小柄なせいもあって実年齢(25歳)よりはるかに子供っぽく見えるし。妻帯者なんだが。

しかしだ。よくよく考えてみると若手の人気騎手から偶然話しかけられるとかすごい羨ましい話よね。私とか別に池添ファンでも何でもないが羨ましい。
私も早起きして学校行く前に犬の散歩にでも行って競馬場付近をうろついて来るべきであろうか。ま、早起きとか絶対無理やけど。