「美しき日々」の日々

azoofc2004-08-19

美しき日々」の日々終了。
全24話分を4日で見終わったということは1日6話分である。っつーことは1日6時間。我ながら何という集中力。っていうかヒマさ。

感想といえば、ほぼ先日書いた通りであるが、更に付け加えるとすればかつてはまった「愛の嵐」とか「夏の嵐」とかみたいな東海グランドロマンのテイストが感じられた。それも最近の「真珠夫人」とか「牡丹と薔薇」ほど狙ったエキセントリックじゃなく。もっと大真面目にベタな。
なにしろ分かりやすい不幸とか三角関係、四角関係てんこ盛り。施設育ちとか兄弟で一人の女を取り合うとか難病とか。好き合ってるのにあまりの障害の前にすれ違う2人とか。
そう書いてると往年の大河少女漫画のストーリーの匂いもするな。(例:「キャンディ・キャンディ」「砂の城」等)
と、いうワケである意味面白いんよ。やたらと出てくる人達の行動が激情的なんでまったりする間もあまりないし。
も、取り敢えず「哀」と「怒」の感情が極まる度にみんな破壊行動に走るんである。CDとかコップとか割れるモンはみな割れるし。ギターとか床に叩きつけるし。ジミヘンなのかっていう。ジミヘンでしたっけ。しかしまあそうしょちゅう部屋の中に物ぶちまけてたら片付けるのが大変だと思う。

で、ラスト数回。切り札の「ヒロイン難病」が出てくるワケである。そこへ持ってきてタイトルは「美しき日々」である。あー、死ぬんかなーと思うであろう。
しかし私はこれを貸してくれた人がテレビ放送のあと「死ぬかと思ったけど死なんかったねー」とみなで話しているのを聞いていたのである。なんであー、ここまでひっぱって死なんわけねとか最終回すっごい興醒めして見るハメになったのでした。えー、ひょっとしてまだ見てなくて今後見ようという気のあった方ホントすんません。でもラストはともかく途中は楽しめるから。(フォローになってない)

最後に私のことなんでやっぱ主演俳優にひと言申し上げておきたい。
イ・ビョンホンという人は「キラー・スマイル」とか呼ばれているらしい。ペ様の「微笑みの貴公子」といい色々なスマイルがあるようである。
「JSA」の時の男気溢れる佇まいとは一転し、このドラマでは斜に構えた金持ち色男という役どころであったが、どうだろう。私には新庄君に見えて仕方なかったんだが。