ビデオ3題

azoofc2004-08-21

昨年「インファナル・アフェア」というカッコイイ香港映画が公開され、私も久々に男達の世界のシブさと哀愁とトニー・レオンアンディ・ラウの超クールな男前っぷりにうっとりしたわけである。
そしてブラッド・ピット主演でリメイクされると聞いた時は若干複雑な感情を抱いたのである。そんなどメジャーなキャストでやったらあの渋さが伝わらないのではないかと。(ブラピは好きです)。もっと渋めの、出来れば英国俳優なんかでリメイクして欲しかったと。ジュード・ロウとか。クリスチャン・ベールとか。で、共演の名にレオナルド・ディカプリオが上がっていると聞いた時には更に落胆した。
理由:オオモノ共演(を謳った作品)に名作なし
その後この話の進捗状況に関しては把握していないのであるが、どうなっているんでしょう。

そんな「インファナル・アフェア」だが、実は3部作のようである。2作目は来月公開になるらしい。
http://www.infernal.jp/news/

うむ。2作目にはトニー・レオンアンディ・ラウは出ないのね。二人の若い頃の話なワケね。それを知って若干見る気が失せた私。まあ、話が前作ほど面白ければ誰が出ていようが関係ないという気もするが。
けどトニー・レオンアンディ・ラウって男前よねー。スタイルとかいいし。齢40過ぎにしてあのカッコ良さはさすがとしか言いようがない。ハリウッドやら西洋の俳優が比較的早く老けるのに対し、やっぱ東洋人って老けにくいような気がするのだがどうだろう。ジェット・リーなんかも信じられんくらい童顔だし。

と、映画の話をしたところで、今日は三本のビデオの感想の走り書きを残しておきます。
■「マスター&コマンダー
歴史物コスプレ好きな私としては結構期待していたんである。何しろ19世紀初頭の英国海軍の軍服とか見れるし。
http://www.sailingnavy.com/DRESS/1795/DR1795.htm
残念なのが私の大好きなポール・ベタニーが将校じゃなく軍医役だったことである。だって制服姿見れんやん。ま、ベタニーの軍服姿は「スカートの翼ひろげて」に少し出て来たんで見たことあるけどさ・・・
他にも士官候補生達が美少年揃いってのも見どころのひとつなんですかね。確か劇場公開時のCMがそこら辺フューチャーし過ぎて物議を醸してたんじゃなかろうか。

■「恋は邪魔者
60年代のNYが舞台のキュートなラブ・コメディですね。ファッションとか映像の色使いがカワイイ物好きの女の子にはたまらないんじゃないかと。難しいこと考えずにさーっと見れるんで心に余裕のない時には丁度いいかもしれん。
エンドロールで披露されるユアン・マクレガーレニー・ゼルウィガーの歌はさすがの上手さ。なにしろ2人とも「ムーラン・ルージュ!」と「シカゴ」でミュージカルもイケることを実証済みだし。特にユアン君とかバズ・ラーマン監督にして「U2のボノ並」と言わしめた歌唱力だし。まあ、ボノってのは言い過ぎかもしれんが、でもそう言いたくなるのも無理はないほどの上手さ。

■「ジョゼと虎と魚たち
タイトルがそのままキーワードとなって出てくる映画。今の私にはこういうやりきれない映画ってダメです。重い。むしろキツイ。まあ、くるりの音楽が救いです。ラストの「マイウェイ」ならぬ「ハイウェイ」最高。