映画2本

azoofc2004-09-09

いやー、あのプロ野球のオーナー会議とやらに出てくるオーナー達の顔ってどうしてああも辛気臭かったり悪代官みたいだったりするのであろうか。言うコトもいちいち暴君みたいだし。多分ああいうおっさん達が日本を腐らせているんだと思う。

とまあプロ野球の話とか書いても胸糞悪くなるだけなんで、今日は全然関係のない映画の話を書きます。しかも見たの既に2週間くらい前のDVDの話をすっごい薄い感じで書きます。ま、どうせ誰も期待しとらんやろうけいいけど。

パンチドランク・ラブ
取り敢えずタイトルがナイスよね。
で、監督はポール・トーマス・アンダーソン。私はこの監督の「ブギー・ナイツ」はかなりせつなさとやりきれなさでガツンときたのだが、「マグノリア」はそうでもなかったんである。トム・クルーズがあの役をやった功績は大きいと思うが。
で、「パンチドランク・ラブ」はこの監督にしちゃあ小作品といった趣が強い。ラブストーリーだし実際時間も2時間くらいだし。
勿論この監督の作品なんで誰もがカップルで見に行って無難ってタイプの話ではないし、アダム・サンドラー扮する主人公のダメッぷりとかともすれば私の心の琴線にメガヒットしそうだったにもかかわらず、結局客観的に見終わってしまった。
何故かと言うと、多分キャスティングのせいだと思うんである。
アダム・サンドラーと言えば私の中では「ウェディング・シンガー」とか「ビッグ・ダディ」とかの馬鹿映画のイメージが強く、しかもそれがはまっていて好きだというのもあるんで今回はどうも役柄に対して違和感が。
同じくエミリー・ワトソンも「本当のジャクリーヌ・デュプレ」とか「アンジェラの灰」とか超シリアスで重い役やってるイメージが強いんで、気の利いたラブストーリーのヒロインにしては重過ぎる感が否めないと言うか。
ま、いずれもあくまで私の中のイメージの問題なんで、そういう先入観なしに見れればいいと思うけどね。

さよなら、クロ
いやー、いい話です。是非みなさん親子で見て下さい。
出演者インタビューでも新井浩文が「本当はこういう悪いヤツが一人も出てこない映画は好きじゃない」みたいなこと言っていたが、実際そういう映画です。
ついでにこの人が不良でも番長でもない役をしているのを私は初めて見た。「GO」「青い春」「69sixty nine」・・・等々いつ見ても不良か番長だったのに。しかも結構いい感じだったんでやっぱこの人は巧いんかなー、と思ったり。
で、動物(特に犬)が出てくる映画には無条件で泣く私なんで当然泣きました。
あとやっぱ妻夫木聡はサラリーマン役やってるより学生服姿の方が似合う気がするのは単に私が詰襟フェチだからなのか。