キムタクというシステム

「2046」という映画が封切られている。
この映画に関してはカンヌ映画祭の頃にひと通り理不尽な文句を言い垂れたワケだが、封切りになった今、再び言いがかりを付けてみようかと思う。

私は特に香港スターとかウォン・カーウェイ監督に興味がある方ではないのだが、取り敢えず「恋する惑星」、「ブエノスアイレス」、「花様年華」の3本は見たことがある。
やっぱトニー・レオンってカッコイイよねー。

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ついでに最近コーヒーか何かのCMでクランベリーズの「Dreams」が流れているのを聞くたびに「恋する惑星」を思い出す私だ。
恋する惑星」のサントラでフェイ・ウォンが歌ってるのはこの曲のカヴァー。まあ、それはいい。

で、「2046」は「花様年華」の続編ともいえる云々という解説もどこかに書いてあった気がするし、見たい気持ちは山々なのだが、それ以上に私からこの映画を見る意欲を削ぐ要因がある。
これを長いこと読んでくださっている奇特な方ならお分かりかと思うが、まあ、キムタクっていう人が出るからよね。
もう何でこんなにもキムタクが嫌いなのか自分でもよく分からんのだが、こないだとかテレビでキムタクのインタビューが流れ出した途端チャンネルをかえた。それくらい私は木村を見たくないんである。
別に世間の人達がキムタク大好きなのはわかるし、キムタク好きとして生きていた方が今の日本でサヴァイヴしていくのはなんぼか楽だろうとも思う。何故なら日本社会には「木村拓哉」というシステムが存在するから。そんなおおごとなのかっていう。
けどさあ、たまにはそうでない少数派の意見にも耳を傾けてもらってもバチは当たらないのではなかろうか。
取り敢えずうちの母はキムタクのことを「品はないし頭悪いし態度も悪いしどこがいいんかね」と言い放っていました。
これ私の意見じゃないので抗議は受け付けませんのでよろしくお願いします。いやー、年寄りってホント失礼よねー。
付け加えると足短いし顔デカイしスタイル悪いよねー。

けどそんなキムタク様がご出演になっていなけりゃ「2046」も単館上映だったハズだと思うと、なんぼ私如きが文句言い垂れた所でキムタクというシステムは揺るぎないということである。あー面白くない。