天皇賞(秋)

azoofc2005-10-30

花粉症(秋)の季節と共に、天皇賞も(秋)である。
先週のディープインパクトによる21年ぶり無敗の三冠達成の熱も覚めやらぬJRAであるが、
今週もG1馬が7頭から参戦するという豪華メンバーによるレースである。

とか書いてはいるが、実際の私はそれほど盛り上がってないんだが。
だって別にディープインパクトに思い入れないし。最近ぐっとくる馬おらんし。
強いて言えば、個人的にゼンノロブロイは応援したいかなというくらいなもので。

その程度の気分でテレビによる競馬観戦をしていたのだが、予想外にテンションの上がる展開が待っていたのである。
なんと、優勝は牝馬ヘヴンリーロマンス
エアグルーヴ以来、8年ぶりだかの秋天牝馬優勝。
しかもグルーヴの時と違って、この馬は全くの無印である。
いやー、すごい。

というのは実はどうでもいい。私のテンションが上がった理由は、ヘヴンリーロマンスの鞍上が松永幹夫ということである。
あー久しぶり。ミッキーがG1勝つのってファレノプシスちゃんのエリザベス女王杯以来のハズよね。
引退して調教師転向という話ばかりで、騎手としてパッとした話はあまりなかったここ数年のミッキーである。
余りにも熱い師弟愛で、色んなウワサまで出るくらいであった師匠の管理馬で天皇賞を取れたということで、これで引退しても思い残すことは少なくなったことであろう。
勝負師として、これで満足ってことはなかろうが。

更に今日は108年ぶり、明治天皇以来の天覧試合。
そんな華々しい舞台で画になるのは、武兄は別格として、やっぱミッキーくらいのルックスじゃないといかん。(あとは福永祐一とか)
あのお立ち台での笑顔は、なんぼ当年とって38歳と年食ったとはいえ、さすが元祖アイドル系ジョッキーといったさわやかさ。
コースから引き上げて来る際、貴賓室の天皇皇后両陛下に向かって、ヘルメットをとり馬上から深々と頭を下げた姿も非常に印象的であった。

あーなんか久々に競馬熱が盛り上がってきたわー。
ここんとこ野球で相当憤慨した後だけに、余計その落差を感じる私だ。