ミス・キャスト

最近のドラマや映画は、殆どが小説とか漫画が原作のものだらけなんで、
大概が原作のファンから


何か違う・・・


という不満の声を頂戴していることであろう。
私も多くの映画やドラマに対して文句を言い垂れたものである。


玉木はカッコイイが千秋様じゃないとか
藤原竜也はウマイがキラじゃないとか
松潤好きやけどバンビじゃないとか。
何で村上龍妻夫木聡なんだとか
「半島を出でよ」のキレ者西日本新聞記者のモデルの実物を見てショックやったとか。(段々話がズレてきてます)


そして最近腰が抜けるほど衝撃的だったのは、現在放送されているドラマ「ハチミツとクローバー」のキャストである。
とにかくはぐちゃんが成海璃子という時点で何かの間違いなのかと思ってしまったわい。
いや、成海璃子はいいんやけど、どこをどうやったってはぐちゃんの浮世離れした不思議キャラではないやろう。
ただでさえ中学生には思えんくらいしっかりしたイメージなのに。
竹本も生田斗真みたいなホスト顔のイケメンじゃないし。
違和感ないのは真山の菊地君(って言うか向井理)と花本先生の村上淳くらいか。
むしろ、個人的には村上淳の花本先生は、映画版の堺雅人より自堕落な感じがいいかもしれんが。


そんなちぐはぐなイメージの「ハチクロ」だが、とどめを刺したのが理花さんの登場。
瀬戸朝香ってあんた。
吹けば飛びそうにか細いハズの理花さんが・・・
瀬戸朝香じゃどう見たって二日くらい徹夜しても平気で飲み歩きそうな頑丈な女社長なんですけど。
この時点で見るのをやめた。


同じ原作で映画とドラマをやると、
どうしてもドラマの方がキャストの方が2割引きみたいな印象になりがちだと思うが、
ハチクロ」に関しては、高い安いとかそういう話ではなく、
単に完全なミス・キャストだという気がする。
つくづく映画版の方がイメージに近かったんだなと思わされた次第である。

とか書いといて言うのもアレだが、
あんまり「ハチミツとクローバー」好きじゃないんよね。
あれ読んでせつなくてきゅんきゅん出来る感性を私は持ち合わせてないんでね。
最後までイラっとしながら読みましたよ。
ホント、どの登場人物にも共感出来ないという珍しい漫画であった。