ハーメルン
毎日のように著名人の誰かが亡くなったというニュースを目にしたり耳にしたりするわけであるが、
久しぶりに衝撃を受けたのが元レピッシュ・上田現肺がんで死亡というニュース。
も、マジで衝撃。
我ながら想像以上にショックで、
さっきからYouTubeでレピッシュのPV見まくっております。
そのついでにアンジーとかUP-BEATとか90年前後の、当時宝島あたりによく載っていたバンドのPVまで見まくっております。
あー。
何かよくわからんけどあの頃は楽しかった・・・(完全に年寄りの回想)
けどまあ今の若い人達にしてみりゃ、
みたいなもんであろうが、
R-35で多少なりとも平成のバンドブームをかじった人であれば、
好き嫌いは別としてもレピッシュという名前や曲の一つも聴いたことあるんじゃなかろうか。
「パヤパヤ」とかこれまた今はなきトヨタ・スターレットのCMで一時期ガンガン流れとったし。
その後レピッシュ脱退した現ちゃんの名前を、
元ちとせの「ワダツミの木」のプロデューサーとして聞く事になるとは思いもしなかったが。
どう聴いても「ワダツミの木」とレピッシュの「ハーメルン」は同じテイストの現ちゃん節でしかなかったもんねえ。
好きなバンドのメンバー死亡っていう話なら、
ニルバーナのカート・コバーンの訃報をNHKのニュースで見た時もかなりの衝撃であったが、
なんやろう。
今回の現ちゃんの訃報の方がよりリアルな衝撃なんだが。
日本人かアメリカ人かって問題か。
まあそれもないこともないかもしれんが。
亡くなった人の年とか死に方とか
訃報を聞いた時の自分の年とか境遇とか
その人が自分に影響を及ぼした時の違いとか
なんやそういうちょっとした差異で、受ける衝撃も違ってくるんだろうなあと思う。
それにしても、
レピッシュの曲って前衛的というか、当時からしたら相当アバンギャルドだったって感じがする。
ミクスチャーとかスカとかって今でこそ珍しくないが、
多分その先駆となったのがレピッシュなんじゃないかと。
ついでにレピッシュといえば、
「恭一・現の時事放談」
が秀逸であった。
毎回毎回阪神とかラーメンとかの話ばっかをものすごい無駄に深い分析で語りまくっているのが面白かった。
もう一回追悼のために読み返してみようかいな。