アカデミー賞で値が上がるのは


http://event.movies.yahoo.co.jp/academy_awards/2009/


今年のアカデミー賞、個人的には久々に盛り上がりましたよ。
別に「おくりびと」が受賞したからではありません。念のため。
右翼と言われても何ら反論するつもりもない日本大好きな私やけど、何でも日本がいいってワケじゃないけんね。
今回は、ブラピ&アンジーやら故人となったヒース・レジャーやら、ノミネート段階から話題性というか、華があったし、
ダニー・ボイルの「スラムドッグ・ミリオネア」がかなり多くノミネートされとったりと、
受賞の行方が個人的趣味からしてもかなり興味深かった。



その「スラムドッグ・ミリオネア」、8冠だそうである。
ダニー・ボイルといえば、あの「トレインスポッティング」から既に10年くらいたつが、
その後ハリウッドに進出した「普通じゃない」やら「ザ・ビーチ」が酷評されたり、英国映画人がメジャー展開に引っ張り出された顛末としては、
かなりお約束通りな展開だったような気がするが。
そして今回のオスカー受賞で、やっぱこの監督は、低予算とかインディーとかでこそ力を発揮する人なんやなあと思いました。
映画やないけど、ダニエル・ボイル名義で監督やらプロデュースしとるBBCの連ドラ「マクベス巡査」(主演はロバート・カーライル)とか相当面白いもん。
イギリス的ブラックでシニカルな笑いとやりきれなさ満載で。
むしろ「トレスポ」より私は好きです。
まあ、とりあえず「スラムドッグ・ミリオネア」の日本公開が待ち遠しい。


それにしても、「おくりびと」は素直にすごい快挙よね。
ノミネートされた段階で、市内の映画館いくつかがアンコール上映始めたけど、これで更に上映館増えるんやろうねえ。
でもなー。
今更見に行くのはなー。
後出しじゃんけんみたいやしなー。(つまらん意地)
それにどうしても広末の演技が苦手なんよねー。
「トライアングル」も、広末がクラッシャーと思うもん。
けど、広末はつくづく悪運強いよね。
これで広末の値が上がって、またドラマとか映画とかやたらと出るようになるんやろうか。
それより本木雅弘が出る、NHKの特別大河「坂の上の雲」を是非見た方がいいと思うけど。
まだ秋の話やけど。
しかも三年がかりの気の長い話やけど。