栄枯盛衰


こないだ、「たかじんのそこまで言って委員会」で、ゲスト出演しているホリエモンこと堀江貴文の姿を見た。
第一印象としては、なんか、油抜けたかなーってなカンジであった。
辛抱治郎さんからも

「なんか、イメージ変わってません?」
「初めて会った時は何て嫌なヤツなんだと思った。」

みたいに言われていたが。
もしかしたら今のホリエモンの姿が元来のあの人の姿なんかなと思わなくもない。
渦中の時がおかしかっただけで。
てか、あんだけ社会現象的な騒ぎの当事者になったら、平常心でおれる方が不思議な気もするし。
攻め立てられると攻撃的な口調でガーっと言ってしまうって本人も言いよったけど、
多分あの頃は常にその状態やったんかもしれんねえ。

そもそも私は、
モノ作り最高!技術力の日本最高!理系男子こそ日本を救う!とかいう考えの持ち主であり、
もしくは体張って市民の平和を守ったり人助けすることに尊さを感じる人間なんで、
未だにパソコンの前でお金が増えたり減ったりするコト自体が性に合わんし理解出来ん。
あふれかえる程のお金よりは品性を尊びたい。
なんであの当時のホリエモンを象徴とした拝金主義とは生涯相容れんと思っているのだが、
実はホリエモン自身は拝金主義とかいうのとはちょっと違うんじゃないかって気もした。
ある意味世間と時代に利用された存在なんかもしれんねとも思う。

それにしても、この人に絡んだ一連の騒動からまだ3年とかそんくらいしかたってないのに、世相は大きく変わったもんだとつくづく思わされる次第である。
ITバブルとかミニバブルとか言っていたのは何だったんだっていう。
今じゃ未曾有の経済危機っすよ旦那!(旦那って誰)
ホント、昨日のコトすら忘れそうな世の中よねえ。

まあ、基本ホリエモンはお調子者の出たがりではあるのは間違いなさそうなんで、
きっと今後も世間から忘れ去られん程度に、頃合を見ては姿を現すことになるんじゃないかと思う。