一億総親戚状態


オリンピックも終わり
忘れっぽい日本人の間ではオリンピックがあったことすらそろそろ忘れ去られそうな気配の中
敢えてオリンピックで感じたことを書こうかと思う。
もう全然アップ・トゥ・デイトじゃないカンジで。


冬のオリンピックといえば、やっぱクライマックスにして最大の華なのはフィギュアスケートなんじゃないかと思うが、
そんな中やっぱ注目は浅田真央ちゃんだったと思う。
もう勝った負けたに関してはこの際いいとして。

何だろう。彼女のあの並外れて年齢不相応な少女っぽさは。
例えば19歳の女の子が、背中に羽をつけて天使のコスプレをしたとする。
そのくらいの年になると、概ねキャバ嬢のイベント臭とかB級オタク臭とかが出てしまうもんである。
要するにどっちにしろ不自然さは否めないと。
しかし、真央ちゃんの場合、
コスプレと言うよりは、幼稚園児のおゆうぎ会に見えるんじゃないかと。
真央ちゃんの屈託のなさとかあどけなさのレベルは幼児レベルなんじゃないかと。
少なくとも今時の小学校高学年女子よりは確実にあどけないと思う。


だからだろうか。
彼女に向けられる一般人達の思いが、自分の娘や孫、もしくは妹や従姉妹に向けられる思いに酷似しているような気がするのは。
そういえば何年か前、お父さん達に聞く「娘にしたい有名人ランキング」のベスト3は新垣結衣長澤まさみ、そして浅田真央やった記憶がある。
お父さん達、わかりやすい。


けど、お父さん達以外でも、今回身の回りの20代女子とかまでが真央ちゃん真央ちゃんと言っていた。


「真央ちゃん見てたら、親戚やら近所の世話焼きおばちゃんの気持ちがわかるようになりました。
だって真央ちゃんには絶対変な男と結婚してもらいたくないです!もう気になって仕方がないです!
ま、私の妄想では真央ちゃんは小塚君と結婚することになってるんですけど!」


などと言っている、真央ちゃんどころかまだ自分も結婚してない若い娘さんまでもが言っていたくらいである。
確かに。
実際、私も真央ちゃんに絡んでいるプルシェンコを見て、


こいつ真央ちゃんが初心なんをいいことに誘惑しようとしとるとかいな、
真央ちゃんとの子供なら天才ジャンパーが生れるハズとか計算しよるっちゃないかいな、
いや、しかしまあそれもまた真央ちゃんにとっては幸せかもしれんねえ・・・

などと妄想しまくりであった。
すごい余計なお世話っていう。

例のキム・ヨナがかの国では「国民の妹」と称されているそうだが、真央ちゃんも十分「国民の娘」状態だと思う。
むしろ真央ちゃんのが妙なモン背負わされとらん分、純粋に国民の娘っぽいと思う。
今の日本、
肝心な部分での国民の精神年齢は年々低下しているにもかかわらず、余計な所じゃ早いうちからませてる女子達の多い中、
真央ちゃんの持つあどけなさはものすごい希少価値であり、そこが万民の心を引きつけるんやろうなあ。